これだけ押さえれば大丈夫!交通事故に遭ったときのベストな対応
2016/06/23
いつ自分に降りかかるかわからない交通事故は、運転免許を持つ上で最も気を付けなければならないこと。教習所でも必ず習う必須課題ですが、実際に事故に遭ってしまったら、たいていの人はパニックになり落ち着いた行動が出来なくなるものです。今回は、そんな交通事故に遭ってしまった時の対処法を紹介します。もしもの時の為に、日頃から心がけておきましょう!
加害者なってしまったときの対応
もしあなたが車をぶつけてしまった加害者の場合、一番に行う事は被害者の怪我などの状態確認、そして救護です。これは、道路交通法72条1項に「交通事故があつたときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。(原文ママ)」と記されている通り、法律上で定められている義務なのです。
負傷者がいる場合は救急車を呼び、救急車が到着するその間まで出来る限りの救護をする必要があります。このとき気を付けたいのは、事故現場が道路など他の通行車両が通る場所では、更なる被害を生まないため、発煙筒や三角板を設置し後続の車にいち早く知らせること。負傷者を危険な場所から避難させることも大切です。(負傷者の状態にもよるので、動かしてよいかどうかは救急隊員に確認を)周りに人がいれば、助けを求めるのも良いでしょう。救護や通報の援助をしてもらえば、できる限りの迅速な対応ができるはずです。
相手の無事を確認したら、被害者との連絡先を交換するのを忘れずに。後々の損害賠償請求や相手のその後の体調の変化などを知るためには必ず必要なことです。そして必ず忘れてはいけないのは警察へ通報すること。救護もせず、警察にも知らせないで現場から離れることはひき逃げとみなされ、処罰されます。どのような事情があっても必ず救急車や警察へ通報して、救急隊員や警察官が来るのを待ちましょう。
事故を起こしたら必ず警察を呼ばなければいけない理由とは
もう一つ警察官を呼ぶには大事な理由が。それは、事故の当事者はどうしても事故を起こした事実から、感情的になったり、冷静に物事が判断できなくなるケースが多くあるからです。そのため、どのようにして事故に至ったのか、被害者や被害車両の状況確認、被害状況などを第三者の立場から確認してもらうことが必要です。この現場検証から、その後裁判や保険会社同士の示談交渉などのやり取りが行われるまで重要な証拠となってきます。しかし、念のために自分でもブレーキ痕や車体の傷、現場の状況の写真を収めておくと、裁判になった場合に有効な状況証拠になるかもしれません。
被害者になってしまったときの対応
次にあなたが事故にあった被害者の立場だった場合、車体の状態も気になりますが、まずは自分の身の安全を最優先に考えましょう。この時感情的になっては更なるトラブルが発生する可能性も考えられます。また、勝手に車体の傷を触ったりすることは警察の現場検証を混乱させることにもなりかねないので、安全な場所に避難し、加害者が警察に連絡し警察官が到着するのを待ちましょう。
目立った外傷がなく、どこも痛いところがなくても、数日後に首が痛いなどの後遺症がでてくることがあります。大丈夫だと思っても、加害者の任意保険会社へ連絡し、念のため病院には必ず行き診断書をもらっておきましょう。また怪我をし、痛みが取れないなどの後遺症がのこってしまった場合、加害者の自賠責保険に対して後遺障害等級の申請をすることができます。この申請を行うことで、後遺障害等級に該当するのか、該当するのであれば何級何号に当たるのかを判断してもらうことができます。後遺障害等級が認定されれば、示談金の額が増額されます。
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