意外と知らない!?レギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いってナニ!?
2016/06/23
クルマに乗る以上はどうしても必要となるガソリンですが、ガソリンにはレギュラーとハイオクの2種類があります。ハイオクは高い、レギュラーは安いのが特徴です。でも、このふたつのガソリンの違いは一体何なのか……知ってますか!?
レギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いってナニ!?
一般的にガソリンスタンドでレギュラーと表記があるものは、日本で最も多く消費されている自動車用ガソリンの『レギュラーガソリン』です。一方、ハイオクと表示されているものは『高オクタン価ガソリン』のことで、レギュラーより高いオクタン価を持つガソリンのこと。(メーカーによって呼称は変わってきます)
オクタンとは、ガソリンの成分に含まれる「イソオクタン」のことで、「オクタン価」はエンジンの*ノッキングの原因となる異常燃焼のしにくさを数値化したものになります。
つまりハイオクはオクタン価が高く、エンジン内で異常燃焼・ノッキングがしにくいガソリンなんですね。
スポーツタイプの自動車など一部の車種では、出力アップのため混合気の圧縮比を高めた設計のものや、スーパーチャージャー搭載のエンジンが使われていることも多く、こうした車種ではできるだけノッキングを起こさないように、燃料にハイオクが指定されている場合があります。
レギュラー仕様車にハイオクを使用しても、出力アップにはつながりませんし、逆に「ハイオク」指定車に「レギュラー」を使用した場合、普通に走行できますが、安定した燃焼ができないためエンジンに負担がかかりあまりよろしくないのです。
総括すると、オクタンの量がハイオクとレギュラーの違いになる訳です。
ちなみに、輸入車はハイオク仕様車が多いことを知ってますか!?
輸入車のほとんどがハイオク仕様車です。コンパクトカーの代名詞フィアット500もハイオク指定です。同じセグメントの軽自動車はレギュラーOKなんですが……これは海外と日本でのオクタン価基準の違いによるものです。
日本のオクタン価はハイオクで100、レギュラーで90となって定められています。ヨーロッパのレギュラーはオクタン価が95で、日本の基準よりも高いため、日本で使用する場合はハイオクが指定燃料となる訳です。
つまり、欧州規格のレギュラーガソリンは日本のハイオクと同様のレベルとも言えるかもしれません。
ヨーロッパのオクタン価の基準はより効率よくクルマの設計をするためのものとも言われています。
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