運転免許のないF1ドライバー、マックス・フェルスタッペン
2016/06/23
自動車メーカーが覇を競い合うスポーツ、自動車レース。その最高峰レースの1つにフォーミュラ・ワン、F1がありますね。
F1ドライバー、といえば当然運転技術は高いわけですが、実はF1レーサーの中に運転免許を持っていないドライバーがいるのをご存知ですか?
免許のないF1ドライバー、マックス・フェルスタッペン
そのドライバーの名前は、マックス・フェルスタッペン。若干18歳のF1ドライバーです。
9月の18歳の誕生日にめでたく運転免許を取得したそうで、即日ツイートでファンに報告しています。
Legal to drive. Born to race! #driverlicense pic.twitter.com/rofgrA9jKp
— Max Verstappen (@Max33Verstappen) 2015, 9月 30
ちなみにマックス・フェルスタッペンのお父さんも元F1ドライバー、お母さんもカートレーサー、お母さんの家族にもレーサーが何人もいるレーサー一族なので、レースにかけてはサラブレッドですね。
無免許でなぜF1に乗れるのか?
しかし親がレーサーでも「運転免許を持っていないF1ドライバー」と言われるとちょっと違和感を感じますよね。
どうしてこういう形でレースができたのか、というと、運転免許は一般道路などの公道での運転には必要ですが、サーキット場は公道ではないので運転免許証のが必要ないためです。
といっても、サーキット場を競技で走るためには競技用のライセンスが必要です。
日本国内ではJAF、日本自動車連盟がこのライセンスの発行をしているため、今すぐ運転免許証なしでサーキットで運転できる、というわけではありません。
JAFのモータースポーツライセンスについてのページはこちら。
モータースポーツ
国内のレースに関連したライセンスは、「4輪自動車競技用ライセンス」と「カート競技用ライセンス」に別れていて、4輪自動車競技用ライセンスの1つである国内B級ライセンスの取得にも普通自動車以上の免許取得が条件になっています。
JAFモータースポーツ|ライセンスの取得方法|国内Bライセンス
どうやって免許なしでF1に?
マックス・フェルスタッペンは4歳の時からカートレースに参加しています。そしてヨーロッパの数々のカートレースで優勝した後、2013年からF1の下位カテゴリーのF3レーサーになりました。
ヨーロッパの例はわかりませんが、前述の日本のレーシングライセンスの場合は、競技レースで上位入賞をしていくと特別ライセンスを授与する仕組みがあるそうです。
といっても日本国内の場合は16歳以上が要件ですが、マックス・フェルスタッペンも同じような仕組みを利用してレースに参加していたと思います。
実際「運転免許のないF1ドライバー」のデビューには物議を醸したようで、来年2016年以降はF1ドライバーに必要な「スーパーライセンス」の発給には自動車免許の取得を条件につけたくらいです。
そんな話題のマックス・フェルスタッペンもすでに自動車免許所持しているので、これからはレース場でも公道でも気兼ねなくガンガン走れますね。
彼の走りっぷりを自身のツイッターで見てみてください。
YES! That's how we race! From P17 to P9. #JapaneseGP #F1 pic.twitter.com/hBG26jadJ3
— Max Verstappen (@Max33Verstappen) 2015, 9月 27
Some bad luck today. Thanks all for your support! See you at the USA GP. #RussianGP pic.twitter.com/mFUgBVwbdq
— Max Verstappen (@Max33Verstappen) 2015, 10月 11
未成年とは思えない走りですね!
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